【ロシア】サッカー試合のクマの余興は虐待?ソフトバンクお父さん犬はOK?

f:id:sagitani_m:20180420151811j:plain言論の自由という言葉とネット社会の相性はいい。

誰でも意見を発することができる世の中になって久しい。

ただどうやらもうネットで声を上げることは一時期のクレーマー、モンスターペアレントと同列に見られてしまいつつある。

ロシアのクマ騒動

ロシアでサッカーの試合の開会式で本物のクマが登場し、虐待だという声が出ているという。

jp.reuters.com

なにも山に登って、麻酔銃で捕らえて競技場に連れてきたわけではない。

このクマはサーカス団のクマである。

これが虐待ならサーカス団はどうなってしまうのか。日光猿軍団はどうなる。ソフトバンクのお父さん犬はどうだ。

動物を見世物にするのは全部虐待になってしまう。

善悪の判断基準

なんでもかんでも批判している人の思考回路のすごいなと思うところはその整合性だ。

ソフトバンクのお父さん犬は「あはは」と思えて、このクマには「虐待だ!」と言える脳。

どのように棲み分けしているんだろう。

豚とか牛を食べるのはOK。でもクマにボールを持たせたら怒る。

そのクマが自分の息子を襲ってきたら射殺してOK。

でも山に入って猟銃で狩りをしていたら虐待。

毛を剥いでたら虐待。

どのように脳内でその整合性を保っているのだろう。

ちなみに動物愛護団体は「クマはペットには適さない」と批難してるようだ。

炎上してるフリ商法

あともう1点ある。

「動物虐待と批難殺到」とすれば話題性が作れるという点。 

例えば今は炎上商法なんて古くて、炎上してるふり商法というのがある。

「うちのブログ、毎日炎上しちゃってて」

と喧伝されたら一度は見てしまう。

例えばホリエモンや西野亮廣氏など、いつも炎上してる嫌われもの、というイメージがあるかもしれないが実際はどうだ。

彼らはビジネスマンとして大成功を収めていて、支持者も多く、本を出せば大ヒットを飛ばす。

毎日炎上してる人の結果がこれだ。

炎上とは拍手喝采ではない。シネとかアホとかの罵倒ラッシュだ。

シネとかアホとか罵倒ラッシュを浴び続けて大人気

拍手よりもシネのほうが強い

そう、結局批難の声はたいした数ではない。

負のエネルギーのほうが強いから能動的になるだけで、いいね!はあまり目に見えない。

テレビにクレームは入れるけど、テレビに「面白かったです」と感想を伝える人は少ない。

そして、シネとかアホといった言葉は目立つ。

だから「…と批難殺到!」「…と大炎上!」といった手法は昔からメディアは使っているが、昨今特に強い傾向にあると感じる。

「炎上してるふり商法」が。

実際このクマを動物虐待だ!と言っている人の数、そしてその人の熱意を細かく数値化したら、実際はかなり少数派になるのではないかと思う。

世に出てる「炎上」の9割の実態はこれだと思う。

炎上の拡散力は非常に強い。

この炎上をまさに一瞬の幻と見越して、巧みに活用している人は多い。

「炎上してるふり商法」の一歩向こうである。

なので、「批難殺到」という四文字にあまり惑わされないほうがいいと思いつつ、また私も惑わされてしまうだろう。