以下はあくまで私個人が思った考えと憶測である。
福田財務官とTOKIO山口達也メンバーの件。
福田財務官へは「セクハラだ」「ひどい」「辞職しろ」と袋叩き。
山口達也氏へは「反省して帰ってきてね」「マスコミうざい」「夜に行く女もどうかと思う」といった擁護論が少々多いように見受けられる。
福田財務官は女性記者に卑猥な言葉を発した。
そしてTOKIO山口達也氏は女子高生にキスをした。
主語をカットすると
「女性記者に卑猥な言葉を発した」
「女子高生にキスをした」
大人に卑猥な言葉を言うのと、未成年を自宅に呼びキスをするのとでは、法の専門家でなくても後者のほうが罪が重いのは明らかである。
福田財務官とTOKIO山口氏の違い
ではこの両者はなにが違うのか。
ルックス
「ただし、イケメンに限る」
といった言葉もあるが、国民的アイドルであるTOKIO山口達也氏はイケメンだ。とても46歳とは思えないカッコ良さである。
記者会見を見ていても「若っ」「髪多っ」と思ってしまった。
福田財務官がイケメンかどうかをここで語るのはあまりにも不躾なのでカットする。
一つ言えるのは、山口達也氏のほうが少数派で、福田財務官のほうが一般的だということだ。
肩書き
一般的、といっても福田財務官は官僚である。日本を動かす機関のトップに位置している人間だ。ここを見ると福田財務官も少数派だ。
国民的アイドルも当然少数派。
並べて比較することは難しいが、ここはどちらも少数派と言える。
認知度
「結局イケメンなら許されるのか」といった指摘は少し違うように思う。
女性は、いや男性であっても、「よく分からない人に、よく分からないことをされる」のが一番恐怖なのだ。
その際に、イケメンのほうが「よく分からない人」になりにくいということはある。
なぜならイケメンということで好感を持たれやすいため女性との接点も増えるし、アイドルといったテレビスターにもなりうる。
世間の人は福田財務官のことをよく知らない。しかし山口達也氏のことは知っている。あくまでテレビの中だけの姿ではあるが、知っている。
町で見かければ「あ!山口達也だ!」となる。この「あ!」には多分に好感が含まれている。
福田財務官を町で見かけても、普通のおじさんという以外の認識以外は持たないであろう。
極論を言えば、自分の友人・知人が今回のような一件の当事者だったと想像するとどうだろう。
厳しく叱咤するだろうが、最終的にはやはり援護してあげるのではないだろうか。
それは「知っているから」である。
つまり山口達也が擁護されるのは、山口達也を見てきているから。少なくともよく知らない人ではない。彼の話しぶりも、ベースを演奏する姿も、DUSH村で奮闘する姿も、笑顔も、ギャグも、知っているから。
福田財務官を叩くのは、よく知らないから。知っているのは、頭が良くて、金持ちで、セクハラをする人、ということくらいだ。
そう考えると両者へ世論の違いがあるのも頷ける。違いは、認知度の違いなのだ。
女性記者に否はあるか
否があるかないかは結局、一件の全貌を知っている、またはそれを聞いた人しかジャッジできない。
なのであくまで私が見た、聞いた、報道の内容で考える。
ハニートラップ?
この女性は福田財務官と二人で少なくとも何度か会っている。
嫌だったら会わないという選択肢はなかったのだろうか。
「二人きりの空間を作ることで本音を引き出すといったことだってあるだろう、それもジャーナリズムなんだよ」という声もあるが、その理屈でくるなら、ハニートラップと揶揄されても仕方がない。
例えばその女性記者がその時、露出の強い服装だったら。胸の谷間があらわだったら。そんな格好でなかったとしても、そういった印象をその女性記者に福田財務官が以前から抱いていたら。
本人はそんなつもりではなくても、いやらしい目で見てしまう、見られてしまう。
以前、ダウンタウンの松本人志さんが、ジュリアナ全盛時代、ガキの使いのフリートークで「あんな奴ら帰りレイプされても文句言えへんで。あんな格好しといてなあ」と言っていた。もちろんバラエティー番組内での発言ではあるが。
受け取る側の問題?
いじめ然り、それは受けた側がどう感じるかだ、という理屈がある。
本人はひどいことをしているという認識はないが、受けたほうが嫌な気持ちなら、それはいじめだ、セクハラだ、パワハラだ、という。
受けたほうの気持ち次第なら、その相手に、その女性に魅力を感じるかどうかも男性がどう受け取るかに委ねられるということになる。
その女性はそんなつもりでなくても、男性はその女性に魅力を感じ、色気を感じたら。
女子高生に否はあるか
もう一人男性がいた、いや、それは誤報でした、とか、この一件はあまりにも闇が大きくてよく分からない。
でも冷静に考えてみよう。
親はなぜ止めなかった?
20時頃に山口達也に誘われで友人と一緒に行った。
20時に実家を出て、友達と待ち合わせて、山口達也が住んでるマンションに向かう。
友達と会って、山口達也の家に向かう移動手段はタクシー?電車?自転車?
いろいろと不都合が多い。
おそらくこの女性は外で友人とすでに一緒だったのではないか。すると辻褄が合う。
つまり、親が止めなかったではなく、止めれなかったのではないか。
最初から友人とカラオケかどこか外にいたのではないだろうか。(あくまでも憶測)
断らなかった?断れなかった?
「芸能界の大先輩に誘われたら断れないだろ」という声があるが、断れると思う。
山口達也はNHKの局員じゃないし、プロデューサーでもディレクターでもない。誰かを売る力も干す力もない。
番組内で多少ひいきしたり、可愛がったり、プッシュしたりくらいはあるかもしれない。でもそれは人間なら誰でもあること。自分のことが大嫌いという人間より、自分になついてくる人間のほうがかわいくは見える。
だから行きたくないけど、行かざるをえないといったことはないと思う。(あくまで憶測)
この女子高生に否があるとすれば、そこで親、またはマネージャーに確認しなかったことだろう。自分の判断で家に行ったこと。
なにかおかしい
ただこの一件はいろいろとおかしい。
・なぜ事務所に確認しなかった?もうすでに何らかの関係があった?
・被害届を出して山口達也のところに来るまでなぜ一ヶ月以上時間が空いた?
・救出にきた母親は山口達也と会わなかった?どのように救出した?
・男に対する恐怖から逃げるために女性(母親)を呼ぶ?父親は来ない?
・なぜ警視庁記者クラブが誤報という大ミスをした?
・キスだけを要求した?それ以上は要求しなかった?
世のほとんどのニュースはよく考えるとおかしいことだらけだが、結局真実は表には出てこない。
いろいろと忖度され、または歪曲され、または隠され、さまざまなフィルターを通ったものしか我々は目にしない。
だから、こういったことを憶測しても意味がないのかもしれない。
一つ言えるのは、自宅で男一人。美人女子高生二人。
世の男性、世の46歳の男性に、それと全く同じ状況に身を置かせたらほとんどの男性がエロい感情になるだろう。
なので山口達也氏は、未成年と分かっていながら自ら家に呼んでしまったのがあまりにも脇が甘かった。