鷺谷政明の埼玉県外

人と被らない会話の小ネタ

人間はAIに支配されない…と言うけれど

f:id:sagitani_m:20180516195948j:plain「支配」という強めのワードを使うことで、あえて議論しやすいようにしてるわけで、少なくとも我々が生きている間に、人類が滅亡してAIだけの世界になっている、というところまではさすがにいかないように思う。

もう支配されてる

ただ、明日世界からインターネットがなくなったら、結構な数の会社が倒産するのは間違いない。システム関係も全部ダメになる。

明日、パソコンが全部なくなっても、

多くの仕事は機能しない。

この時点ですでに「支配」されていると言えなくもない。

少なくとも20年前、いや、15年前でもいい、電車から新聞が消えるとは誰も思ってなかったはず。

ゲームも新聞も、あんな小さな端末(スマホ)に取って代わるとは誰も思ってなかった。

スマホのアラームで起床し、電車の時間もスマホでチェック、ニュースもスマホ、仕事のメールやLINEやチャットもスマホ、昼休み食べにいく店もスマホで調べ、午後の取引先との打ち合わせ場所もスマホで確認し、ナビを使う。

スケジュール管理もタスク管理もスマホ、帰宅して料理のレシピもスマホで見て、必要なものもスマホでネット購入。

昔『こち亀』で、ハイパー小学生の電極プラス君というのがいたけど、あれもギャグにならなくなってしまった。あそこに出てきてた以上の便利さが、10cmにも満たない小さな端末で全てできるようになった。

スマホなしでは生きれない世界

神様が出てきて、現代人たちに、「今すぐスマホかベッドどちらか一つを捨てなさい」と言われたら多くの人はベッドを捨てるだろうし、それが冷蔵庫でもテレビでも、やはりスマホを残すだろう。

つまり、もうここ数年でとっくにテクノロジーに、インターネットに支配されてしまっている。

そしてスマホは今限りなくAIに近づいていて、AI機能を搭載したスマホもいよいよ増えてきた。

そして現在ではスマートスピーカーが増えてきて、amazonのアレクサや、グーグルホームなどが台頭しはじめてきている。

アメリカの大統領選はネコも出馬できる

「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」によれば、AIはなにかの問題を解くときに、ネット検索を使うという。

とすれば、もうこれは人間がしていることと同じだ。

わからないことがあったとき、まず人はスマホで調べるだろう。

これをAIも、我々よりも明らかに早い速度で、人間の脳を超えるキャパシティの中に蓄積していくわけだから、我々が勝てるわけがない

大統領選はネコでも出馬できる。トランプが就任したときの大統領選でも出馬していた。

ということはつまり、AIでも出馬できるということ。

これだけ人間の生活に恩恵をもたらしているAIが政治に使われる可能性は十分高い。

 「最終的には人間が判断するわけで、AIなんて動かす人間がいないと話しにならないでしょ」といっても、政治の部分にまで入ってくるとすれば「支配」されているといえなくもないし、あらゆる管理や処理能力をAIに委ねている以上、すでに「支配」されているともいえる。

AIのすごいところは、人間がそうプログラミングすれば、AIは人間に嘘さえつけるようになる。

人工知能だから、その経験を活かし、一人でに嘘をつき始めるかもしれない。