【日大タックル問題】アメフト関学大選手側が被害届提出 日大の対応の遅さが招いた事態の肥大化

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朝日新聞の報道によれば

被害選手とその父親は兵庫県西宮市内で19日に日大の内田正人監督らから謝罪を受けた。しかし父親は「日大選手がどうしてあのようなプレーをしたのかの説明がなかったし、指示があったかも(監督が)話されなかったので釈然としない」と遺憾の意を示していた。

とのこと。

今日のことだ。

有識者らはテレビで、「(被害者である)関大の選手は全治3週間程度で済んで良かった」とよく発言しているが、わかってない。

痛みはあとからやってくる

約10年前、私は車を停車中に後ろから衝突されたことがある

どこも負傷せず、その後いろいろと精密検査を受けたが特別身体に異常はなかった。

しかしそれから半年、一年と、時間の経過と共に腰の痛みがひどくなった

それは今でも続いており、腰、首はそれ以降ずっと悪い

そこから後遺障害認定を取るまではかなり大変だった。

最初はなんともなかったところから、後になって状態が悪くなったので、こちらが嘘をついているように思われるのだ

もちろん世の中には嘘をついて金を取ろうとする人もいるだろうから、すごく難しいし、時間が経っているから、単純にその後の生活習慣で腰痛がひどくなっただけとも考えられなくもない。

どれだけ鍛えている人であろうとなんだろうと、脱力した状態で衝突されたときの身体への影響はかなり大きい

謝罪を待ってくれていたのに

19日に謝罪を受けて、21日に被害届を提出するということは、すでに被害届を提出する準備はしていたように思う。

すぐに提出しなかったのは、やはり本人からの謝罪を聞いてからというところだったのではないだろうか。

対策を練ったのがまずかった

日大の対応はとにかく遅かった。

まず謝罪が先だった。

しかし当人は待てど暮らせど出てこない。

ようやく出てきたと思いきや、結局何もはっきりしない。

であればもう被害届を提出し、司法に委ねようとならざるを得ないと。

報道されているうちに

どんな謝罪をされても提出する腹積もりだったのかもしれないが、被害者側としては、やはり報道が過熱しているうちに提出したほうが、警察がすぐに動いてくれるという安心感もあるから、出すなら早い方が良い。

それでも今日まで出さなかったのは、日大側の対応(謝罪)を待ったからではないか

しかしそこでも誠意ある対応がなされなかったため、こういった形になったのだと思う。

「関西」言い間違いについて

我々は本件に関しては当事者ではない。

だからこそメディアの報道に一方的に流されてしまうのではなく、冷静さも必要だと思う。

内田監督は、謝罪会見で「関西学院大学」を「かんさい」と10回ほど言い間違い、そこでも叩かれた。

正しくは、「かんせい がくいんだいがく」。

関西圏の人間でない限り、「関西」は「かんさい」と読んでしまうのが常だ

「いや、定期試合を何度も行っている関係性なんだから」と言うが、関西大学にもフットボールはあるわけで、そことも試合はしているはず。

または、「関西(かんさい)大学ではなく、関西(かんせい)学院大学だ、かんせいだ、かんせいだ」と間違えないようにと思えば思うほど、極度の緊張状態から、「かんさい」と言い間違えてしまったのかもしれない。

そういったことを防ぐために、事前に手記を用意しておいて、それをただ読み上げるという方法もあっただろう。

しかしそれならそれで、「誠意がない」「所詮誰かが用意した文章だ」「本人の気持ちが伝わってこない」と叩かれたはず。

言い間違いはもちろん良くはない。

ただし、なんでもかんでも叩け叩けという毎度の論調はどうかと思う。

対策とは

対策とは、「それ」が起こる前におこなうことであって、起きたあとにやるものではない。

本件に関して、なぜか日大のペースでものを動かしている気がした。

道端で人をぶん殴って、殴られたほうが後日殴った側に謝罪を求めに行ったら、「今忙しいから来週また来て」、と言われているような。なんでお前の都合に応じなきゃいけないんだと。

でもその都合に応じてくれていたのが関西学院大学であり、被害選手であり、その父親らだ。

大学はブランドである。それも良くないことだとは思うが、やはりブランドである。

これから大学に上がる人にとっても、採用する側の企業からしても、日大は当分厳しい局面を迎えることは間違いないだろう。