20年前、インターネットは匿名で暴れ狂う場所であった。
2ちゃんねるを筆頭に、徹底的に罵詈雑言を撒き散らすところであり、だからこそインターネット=怖いところという概念がついて回った。
ネットは現実世界と同化した
しかし時は流れ、子どもからお年寄りまで誰もが日常的に利用するものになった今、インターネットは罵詈雑言の世界ではなくなった。
昨今、ネットに書き込んだ一文がきっかけで、次々と逮捕されるものが出ている。
サイバー警察はどんどん進化しているため、この流れは今後さらに円滑にスムーズになっていくと思う。
ネットは日常の延長線
つまりは、現実の世界と同じように、マナーとモラルある行動を、ネットの世界でもしていればいいだけの話である。
現実世界とネットの世界で人格を変えようとするからおかしなことになるのだ。
確かに20年前は第二の世界であった。現実から切り離された異空間であり、まるで治外法権だった。
しかし今やネットは特殊な世界ではなく、日常の延長線にあるものだ。
ネットは匿名ではない
今の時代の匿名は、もはやその意味をなしていない。
個人情報を気にしておきながらFacebookをやり、インスタをやり、Twitterをやっている。
Amazonで買物をしている。楽天で買物をしている。じゃらんで旅行の予約をしている。ネット動画を契約している。
アフィリエイトをやっている。アドセンスをやっている。
ちょっと知識がある人が調べれば、あなたが何者かなんてすぐにわかる。
もっと言えばGoogle検索を利用している時点で、毎日あなたの行動はGoogleに筒抜けだ。
くだらないものばかり検索していると、くだらない情報しか与えられなくなり、くだらない人間になってしまう。
匿名で人を罵倒していても、必ずそれはブーメランのように返ってくる。
それでも嫌がる人
現実世界とネット世界の自分にギャップがある人ほど、執拗にネット上での顔出しや名前出しを嫌う。
現に、美人な人ほどネット上での個人情報を気にしない。逆に、美人でない人ほどネット上での流出を嫌う。
ここで言う美人というのはもちろん、顔だけのそれとは違う。
女性として、美しい人かどうかという意味だ。
つまり、美しい人はネット上でもモラルある言動を心がけているからだ。だから美しい人なのだ。
そうでない人は、嫉妬の塊と化し、誰かを貶めるような言葉をこうしてる今もせっせと書き込んでいるだろう。