鷺谷政明の埼玉県外

人と被らない会話の小ネタ

人間は「忘れる機能」があるから生きていける

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人間の「忘れる機能」のすごさ。

本稿はいくつかの過去記事とリンクする。

死んでもかわりはいる

つまり、人の記憶は必ず薄れていくということ。

なので、死ぬことで、相手に迷惑をかけてやろうと思っても、やはり忘れ去られてしまうから、図々しく生きたほうがいいといった旨を以前話した。

「自分が死んでも代わりは山ほどいる」という気づきから得るもの

夢をコントロール

また、「夢をコントロールできないか」といった主旨も以前話した。

マイクロチップで夢をコントロールできるようにならないか 

夢をコントロールできれば、この「忘れる機能」も調整ができるかもしれない。

脳の忘れる機能

人は強い悲しみを受けると、衰弱する。

しかし、なんとかやっていけるのは、記憶が薄れていくからだと思う。

つまり、そのときの悲しみが薄れていく。

もしこの機能がなかったら、これだけ人口が増えていなかったんじゃないかと思う。

なぜなら、身近な人が亡くなったとき、そのときの悲しみの衝撃が以降ずっと続くとすれば、人はまともに生きていけないはずだからだ。

なぜ薄れていくか

脳の特性として、この忘れる機能がついているかどうかはわからないが、もしかしたらこれは、以前話した、アウトプットとインプットにあるのではないかと思う。

アウトプットとインプットは食事の関係と同じである

人の身体は、水や物を摂取して、取り込み、排泄して、常に体内をなるべく新鮮な状態に保つ。

同様に、脳も、ABCの3つを記憶しているとして、Aが悲しみの記憶の場合、Dが入ってくることで、Aが押し出され、脳内はBCDになる。

人間の脳にキャパシティはあるはずなので、BCDからCDE、DEFと循環させていけば、悲しみのAはどんどん遠ざかっていく。

だとすれば、悲しみの記憶を消し去るには、時間の経過に身を委ねることではなく、多くのインプットを入れることなのかもしれない

思い切って住んでるところを変えてみたり、または行ったことがないところへ出かけてみたり、やったことのないことをやってみたり。

これまでの脳の引き出しにないことを実践することで、新たなインプットが入ってきて、悲しみの記憶がいち早く出ていくかもしれない。

「傷ついた恋を癒やすのは、新しい恋だ」というが、そう考えると合点がいく。