鷺谷政明の埼玉県外

人と被らない会話の小ネタ

30年の不眠症を克服した私が不眠症で悩む人へ捧げる「寝る前の日本文学」

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私は寝付きが尋常じゃなく悪い。

小学生の頃寝れずに泣いて、両親の部屋によく行ったものだ。

修学旅行なんか行けば、100%最後まで寝れない。今でも出張や旅行に行くとほとんど寝れない。大事ななにかが翌日にある晩もまず寝れない。

寝るために試したこと

ゆっくり眠るための方法は、薬以外は全て試してきた。

結論は、脳が休まってれば眠れるし、脳が休まってなければなにをしても眠れない。

ホットミルク飲もうが、ストレッチしようが、ツボを押そうが、ラベンダーの香りをさせようが、まるでダメ。

そんなものは所詮気休めでしかない。万年不眠症をなめてはいけない。

導眠剤の類を試さないのは、私くらい寝付きが悪いと一度試したら最後、それがないと寝れない身体になってしまいそうだからだ。

脳をリセットする

結局、脳を休めないといけない。

ただ、考え事は、なにをしても取り払われない。

なので、なにかを脳に入れないといけない。

まず絶対にダメなのが、テレビ、スマホの類。

理由は単純で、脳が活性化してしまうからだ。

眠れるBGMも悪くはないが、脳が元気だと所詮付け焼き刃。心地良いなにかは流れているが、頭の中が元気だと結局寝れない。

一番良いのは読書

一番いいのが読書だが、これも、おもしろい本はダメなのだ。

私は日常的にビジネス書を読むが、寝る前なんて絶対ダメ。読んでるとアイデアがいろいろ浮かんできてしまって、余計寝られなくなる。

現代小説もダメ。おもしろいから。

では難しい本を読めばいいかと言うと、そうでもない。

なぜなら、難しくてつまらなすぎると、手が伸びなくなるのだ。

一日の最後にベッドでそんな勉強じみたことなんかしたくない。ストレスだ。そうしてスマホに逃げてしまう。

寝る前の日本文学

適度におもしろくて、適度に脳を疲れさせるもの。

そこで私が辿り着いたのが、日本文学だ。

日本文学はおもしろいが、今から50年、100年前の作品なので、適度に読みにくい

でも名作と言われているだけあって、内容はもちろんおもしろい。だから寝る前の読書が楽しみになり、早くベッドに行こうとなる。スマホやテレビを見ずに。

しかし、文体や言い回しは昔のそれだし、時代背景も当時なので、身近すぎず、程よい距離感を置いて読める。

寝る前に日本文学を読むのは、これまで私が試したどんな不眠対策よりも効果があった

日本文学は、脳をその世界観に連れて行ってくれるし、名作と呼ばれている作品はその力が十分ある。

そう、だから脳がリセットされるのだ。

かつ、当時なので、半ばフィクションにも似た現実離れ、いや、現在離れがあるし、また、日本が生んだ傑作に触れるということ自体、教養にもなる。

このカテゴリでは、寝る前に読むとオススメの日本文学を、「寝る前に読む」という見地から紹介する。

なので、いわゆる真面目な書評ではないと思っておいていただきたい。