「寝正月だった」
という奴をなんとバカな奴なんだと毎年横目に見ていたが、ここ最近、どうにも年明け身体に不具合が起こるようになってきた。人のことは言えない。
1.人生初のギックリ腰
昨年は泌尿器科
風邪こそ引かないが、昨年は膀胱に違和感があって、新年早々泌尿器科に行った。
結局なんともなかったが、そこの院内には、以前取材を受けたときの自分の名前と顔写真がドカンと出てる地域誌が置かれてるし。
フルネームで若い美人な看護師に呼ばれるし。
部屋に入る前は「自分の名前をフルネームで言ってください」と言われるし。
「…サァニマフアヒです」「えっ?なに?」「サァニマフアヒです」
みたいなことで。
今年はギックリ腰
で、今年は人生初のギックリ腰をやった。
重いものを持ってグキッ、ではなく、じわじわくるパターンだった。
月曜日。なんか腰が痛い。寝違えた的な。動かすことはできるし、生活に支障はないが、なんか痛い。腰が重い。年末年始、筋トレもしていなかったからかなと。
火曜日。痛い。動けないことはないが、真っすぐ立てない。原始人のような歩き方しかできない。
または、大を我慢しているような歩き方。小股でしか歩けない。歩幅を開けない。
あらゆる動きが三分の一くらいの速度になる。80代、いや、今の80代のほうがよっぽど機敏か。90代以上だろうか。そんな動き。
とにかく何をするにも時間がかかるし、普段いかに恵まれていたか痛感するやつ。
自宅でいるときは原始人歩きでもいいが、外でその状態で歩いていると怪しすぎて通報されそうなので、小股で早歩きをする。するといくらか自然に見える。
とにかく腰を反らせない。痛い。
ストレッチ→良くなる→座る→立つ→痛い
とりあえずネットで片っ端からギックリ腰のストレッチ動画を見て試す。
すると、立てる。動かせる。すごい。効果ある。
座る。仕事をする。立つ。痛い。
再びストレッチをすれば軽減するが、少し座っていると立ったときすぐ痛くなる。
打ち合わせなどが入ってくる。やばい。いよいよ仕事に支障をきたす。
そこで、いつもの鍼の先生にレスキュー。
水曜日。予約を取って行く。
「今日はもう腰のみをやりましょう」
ということで、いつもと別メニューで、徹底的にやってもらった。
おおお。動く。楽だ。
もちろん、思い切り反らせばまだ痛い。でもだいぶ楽になった。
先生に言わせると、ギックリ腰になったばかりのときは炎症しているので治療はしいにくという。
すでに3日経過していたので、タイミング的には良かったと。
いろいろと治療してもらって、帰宅。
座る。立つ。やっぱり痛い。でも、そのときの痛みがさっきよりはまだマシだ。
木曜日。痛い。あれ。あんま治ってないのか。少しずつ動かす。すると、動かせるようになるタイミングが少し早くなってきてると感じる。
金曜日。ほぼ治った。治ったというか、外から見て変な動きに見えない動きができるようにはなった。まだ腰は少々重いが、かなり軽快だ。
ぎっくり腰は動かして治す
もちろん症状によるだろうが、ぎっくり腰は動かさないと治らない。
もちろん、激しい運動ではなく、ストレッチだ。
筋肉を動かす。伸ばす。そうすることで固まった筋肉をほぐしていく。
それを爆速させるのが鍼。これで強制的に緩める。さらにストレッチを重ねる。
結局、年末年始、あまり運動も筋トレもせす、寝て、起きて、飲んで、寝て、という、単調かつ不健康な生活が祟ったんだろう。
確かに鍼治療はきくが、決局は日頃の運動量がモノを言う。
年末年始は、生活のペースが崩れるので、それでおかしくなる。うーん。
2.陥入爪
痛風疑惑
右足の親指が痛い。
なんだかチクチクする。
こう言うと、必ず誰もが口を揃えてこういう。
痛風だねw
と。
確かに毎週末はかなり呑むが、私ほど健康的な30代はそういないと自分でも思える。体重は高校生の頃から変わっていない。絶対に痛風ではないという確信はあった。
ある日、このチクチク?ズキズキ?が、少しひどくなり、まじまじと自分の親指を見てみたら、少し腫れていた。
整形外科へ
これはいかんと思い、整形外科へ。
すると「陥入爪だね」と言われた。
「日頃、小さい靴履いてない?あと、深爪してない?」
と医師に言われた。
これ、どちらも思い当たった。
足の爪って切るのが面倒だから、切る時は結構深めにやってしまう。
また、これは別記事でも紹介するが、昔買ったロイドフットウェアの革靴、これがまあ劣化しない本当にいい靴で、履き続けているんだけど、どうやらサイズを間違った感はちょっとあって。
冬場、厚めの靴下を履くと、ちょっときついなというのはずっと思ってた。
陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪が肉にめり込んで炎症を起こしてしまうという、そんなような症状らしい。
きつい靴を履くのをしばらくやめ、爪を切るのも控えていたらすぐに治ったから良かった。
今はロイドフットウェアにシューキーパーを入れて、少しでも伸ばそうとしてます。
深爪と、小さい靴にはご注意を。
3.ガス代請求39万円
「ガス会社が変わるんで、新しい会社と契約をお願いします」と昨年通知が来た。
面倒だけどまあ仕方ないということで対応した。オーナー(家主)の意向ということらしい。
年が明けて1月、一回目の検針請求書が来た。
「少しだけうちのほうが安くなると思います」と言われていたので、わくわくしながら封を開けてみると請求額39万円。
わーい、安くなってるよおおおおおおおおおああああああああああああらぁ!
どういうことやああああらああああああああ!
どうすれば一ヶ月で39万円になるか
もちろんこれはネタではない。
ちゃんと証拠も残してある。
ちなみにうちはたいてい毎月5,000円程度。
間違って検針したことはわかる。
TOKYO GASによれば、コンロを一時間つけっぱなしで約25円。24時間つけっぱなしで600円。これを一ヶ月続けて18,000円。
つまりコンロだろうと風呂だろうと、何をどう使い続けようと一ヶ月で39万には到達しない。
検針間違いにしても、肝心なのは、引き落とされてしまったら困るということ。
どうせ、すぐ戻しますとは言うんだろうけど、手続きやらなんやらあったり、時間かかったり面倒そう。40万ドンと引き落とされて痛くも痒くもない人間なんかいない。
いや、いるだろうけど、私にとっては40万は痛い。
引き落とされる前に
ガス会社に再三かけるも「またおかけ直し下さい」で切れる。その日は休日。電話対応しない設定にしてやがる。
そこでマンションの管理会社に電話。
そこから緊急ダイヤルでかけてもらい、ようやくガス会社から連絡が来た。
当然向こうのほうがプロなので、マンションの一室で一ヶ月のガス代が39万に到達することはあり得ないとすぐにわかる。
これだけ桁違いの間違いは、逆にどうやったら発生するのか。
どうして39万円になったか
検針員が俺を憎んでいて、驚かせようと思ってわざとやったか。
または誰かがいやがらせで、夜中に忍び込んでメーターをいじったか。
または妖怪の仕業か。
到底検討もつかない。
なぜこんな間違いが起きたのかを立証させたい。
1000歩譲って、1桁打ち間違えちゃった的な痕跡があるならわかる。それくらいのヒューマンエラーなら、何軒も回ってれば起こるかもしれない。
ただ、39万は1桁間違えたレベルではない。
どういうことだ。
電話の担当者と散々話し、問題を追求する。
新人なのか?いや、ベテランの検針員であると。
ポケットに入れっぱで誤作動?老眼の人?むっちゃ疲れてるんじゃない?
様々な仮説で検証するが、どれも腑に落ちない。
そこで、「今俺がメーターを見てこようか?」と提案する。「もしわかれば」と。
メーターは750.6とあった。請求書の数値と同じだ。なんと、ここの入力は間違っていなかったのだ。
そこで、請求書に書かれている前月検針が0になってるところに注目した。
ついに判明
これは、ガス会社が切り替わったタイミングなので、前月検針が0になっていると思ったが、それはないらしい。
切り替えるタイミングで前月のメーターを本部の事務員が入力しているはずだというのだ。
つまりこの750.6という数値は、このマンションが出来てからこの部屋がこれまで使い続けた全てのガス使用量なのだ。
私がここに入る前に住んでいた人が使った分と、私がここに入居してから使った全ての使用量。前月が0だったからそういうことになる。
本来であれば、前月が740くらいで現在が750だから、今月は一ヶ月で10使いましたね、じゃあ5,000円ですね、みたいなところを、前月は0で、今月750だったから、750使ったね、じゃあ39万ね、となった。
原因は、前月の入力漏れだった。
問題解決。やったやったー。
ワーイ。
ハイタッチー。
じゃねえんだよ!!!
責任を取ってもらおうか
ただ、その電話の担当者が約30分、私のもやもや解決に付き合ってくれたことに関しては礼を言った。
あなたが親切丁寧に俺の疑問に付き合ってくれたから、なぜこんなことが起きたか、という俺のモヤモヤは消えたと。
ただ、検針した人がおかしいと思わず、そのまま請求書をポストに投函した、そして、そちらが前月の入力漏れをしていた、つまり2重で間違えた、と。
(内心 : 今後、毎月10%オフくらいするよね?)
正直、今後そんなところに毎月引き落とされるのは、実に気分が悪いとも率直に伝えた。
(内心 : せめて今月分は無料だよね?)
結局、後日再度検針をして、通常の料金を引き落とされた。
いつもよりちょっと高かった。
年末年始、料理で随分使ったからな…
でも…
当たり前じゃねえかんな?
当たり前じゃねえかんなこの状況!
いつか誰かが、いつか事務員が修正してくれて、『普通に請求できる』。そんなことねぇからな!客から何も受け入れられてねぇ会社がな、仕事なんかできねえんだよ!
加藤浩次
でもほんと、あり得ない請求されて、一歩間違えれば引き落とされてた。
…誠意って、なにかね?
菅原文太