鷺谷政明の埼玉県外

人と被らない会話の小ネタ

Twitterでゴットハンドと話題のきたの整骨院・鍼治療に行ってきたよ。料金や予約方法も。

f:id:sagitani_m:20190701234526j:plain

Twitterで話題になっていた鍼治療、「きたの整骨院」に行ってきた。

ゴッドハンドの噂は本物

結論から言うと、噂は本物だった。

鍼治療に行く人はこの2種類

まず、鍼治療を考える人の身体の症状は、以下の2種類に分けられる。

  1. どこかを痛めて生活に支障がある
  2. 生活に支障はさほどないが慢性的なひどい凝りがある

①の人は、効果てきめんだと思う。私のような②のタイプは、一度で全部完治するというのは難しい。

なぜなら、①の人はどこが悪いか具体的にわかるから先生も治療がしやすいし、患者も治りがわかりやすい。動かないところが動くようになるから。

②の人はまず、どこが痛いか自分でもよくわかっていないことが多い。

ここ!というピンポイントというより、この辺全体がなんか重いとか、この辺がなんかダルいとか、こういった動作をすると引っかかる感じがする、とか、漠然としていて、わかりにくい。

さもすれば当然、先生にも伝わりにくいし、症状が改善しても、良くなったかどうかも瞬時にはわかりにくい。

鷺谷の症状は首

まず自分の症状を記しておくと、首、首の付け根、鎖骨の上のこり

10年もの。

ネットで調べた感じでは、胸郭出口症候群とかなり酷似してるように思う。自己診断だけど。

自分のヘソを見るように首を下にさげると、首周り全体が筋張る感じ。

ひどいときは頭皮が突っ張ってきて、手にしびれが出る。

ただ、最近はここまでひどい症状になることは少なくなった。

ヤバそうなときは、近くの鍼治療院に行っているから。

sagitani-m.hatenablog.com

ただ、きたの整骨院があまりにもネットで話題だったので、一度行ってみたいと思っていたのだ。

少し姿勢を悪くして寝ると翌日痛くなったり、重くなったりすることはまだあるので、100%というのはないにせよ、かなり治るのであれば、ちょっと行ってみたいと。

ちょうど最近、また右の親指が少し痺れてる感じもするし、これで左の胸筋おかしくなったし。

きたの整骨院に電話予約

電話予約をすると、たまたま先生が出てくれて、こんなやりとりをした。

先生「どこが悪いの?」

鷺谷「首です。もう10年くらい」

先生「どっかに治療は行ったの?」

鷺谷「2年前から鍼に」

先生「鍼でもダメなんだ?」

鷺谷「良くはなるんですけど、期間空くと戻ってしまうというか」

先生「うちはどこで知ったのー?」

鷺谷「Twitterで」

先生「まあいろいろ書かれてるけどねー、全部取れちゃうこともあるけど、そうじゃないこともあるからねー。そのへんだけ理解してもらえれば。いつがいいの?」

という感じで予約。

予約なしでも見てもらえるみたいだけど、やはり人気の治療院なので、電話予約していくのがいい。

料金は8,000円

きたの整骨院の現在の料金は8,000円。 

きたの整骨院

東京都江戸川区江戸川1-46-2

03-5664-6333

診療時間 : 9:00~12:00 14:00~18:00

休診日 : 水曜、木曜、日曜 

公式サイト : http://kitanoseikotsuin.ciao.jp/

行くまでトラブル続き

電車で行こうと思って駅に行ったら電車が40分くらい遅れてる

こりゃダメだと思って急いで家に帰って、車に変えて、高速道路をひた走る。

途中、長いトンネルでGPSが切れて道を間違えるという、ペーパードライバーみたいなミスをして、約25分の迂回作業。

でも30分前くらいに着ける感じで向かっていたのでギリギリセーフ。

命からがらたどり着いたという感じ。

駐車場はない

きたの整骨院は駐車場はないので、車の場合は道路を挟んで目の前にあるコインパーキングがもっとも近い。

先生は4人同時に治療してた

中に入るとすぐ受付がある。奥のベッドは4床。

きたの整骨院は2017年に話題になって、「最近は空いてるよ」なんていう口コミも見かけたけど、全然そんなことはなかった

行ったのが月曜で、日曜の定休日明けだったからというのもあるのかもしれないけど。

※水曜、木曜、日曜定休日

とりあえず問診票に記入して、先生と少し話して、一番悪い右の首に10発くらい打たれた。

思ったよりは痛くなかった。

というより、刺してるのかもわからないほど。一鍼ずつズーンと打っていくというより、とにかく高速で何本も打っていくという感じ。

で、そのまま電気を流されて、先生は他の患者さんのところへ。

先生は4人同時に流れ作業のように診ていた。

ここは打つ、ここは電気中、ここは待機中、ここは問診、といったような。

俺には効かない系?

口コミを見ていると、「ズーンとくる!」というのがあったので、あれ、もしかしたら俺には効かない?合わない系?かなと思って、少し切なくなった。

埼玉から命からがら来たのに。合わなかったか。うう。

たまにチクリとすることはあったけど、今これ鍼刺さってる?かどうかもわからないくらい、そんなに奥までは刺さってないような感じで。

電気も流れてるけど、あんまり効いてるという実感もなかった。

聞こえてくるすごい会話

ベッドにはカーテンがついているので、他の患者さんは見えないけど、会話は聞こえる。

患者「今日は新幹線で来たんですよ」

すげえ。

「電車遅延してて、車で来たら、道間違えたんですけど、なんとか予約時間までに来れました!」

とドヤ顔とかしなくて良かった。

そもそも電車や車で来れない地域の人だって山程いるのだ。

先生「最近はねー外国からも来るよ。ブラジルとか。ヨーロッパとか」

外国?

ブラジルから江戸川区の瑞江に来るの?

一人観光スポットだ。

また別の患者さんとは

患者「◯◯さんにはもう4回も行ったんですけど、あんまり良くならなくて」

先生「4回も行くの大変じゃない?うちはねー、みんな治っちゃうから、2回目来ないよ」

患者「今何本くらい打ったんですか?」

先生「40本くらいだねー」

患者「◯◯さん、5本くらいしか打ってくんないんすよ」

先生「これは5本じゃ治んないねー」

また別の患者さんと。

先生「治らないのはねー、こじらせてる人だねー。長年」

うっ。

俺だな…

先生「どう、はい、動かしてみてー」

患者「ああ、動きます!」

先生「あと気になるところは?」

先生は全ての患者に「一番痛いところをピンポイントで指で示して」「あと他に気になるところは?」「痛かったら言ってよ?反応も大事だから」と、常に患者さんときちんとやり取りしていた。

鍼を抜く

「はい鷺谷さんお待たせー」

と鍼を抜かれ、電気を外され。

「座って。いろいろ動かしてみて」

いや、多分あんま変わって…

あれ?

もうちょっと引っかかる感じあったよな?

あれ?

先生「どこが気になる?」

鷺谷「うーん…。左の首ですかね…」

先生「そりゃ左はやってないからねー」

うむ。

先生「じゃ、そのまま」

といって、先生は左の首、胸筋あたりをまた早打ちで刺していく。また10本くらい。

怖かったのは鎖骨の上

私は鎖骨の上あたりに、ものすごいしこりがある。

こいつがかなり悪さしてる感じがずっとある。

ただいつも行くところでは、「そこは肺の近くだから危ないんだよね」ということで、お灸治療だった、けど、先生はそこも見事に命中させた。

鷺谷「この鎖骨の上の…デモココアブナイトカナントカ」

先生「はい、そこねー」

ブスッ

もちろん、なにも確認せずに刺してるわけではなく、指で何度もさわりながら、位置を確認し、素早く打っていく。

さらに続く

先生「はい、あとはどこが気になる?」

鷺谷「うーん、うーん?」

先生「じゃあちょっといろいろ動かして、気になるところ探しておいてー」

といってまた別の患者のところへ。

どうだったっけ。どんなだったっけ普段おれの身体。

いろいろ動かしてもわからない。

なので、押す。とにかく首をいろいろ押す。

そうするとヤツはいる。ああ、ここにはいるな。鎖骨の上のやつ。

でももっと前はそこ押すとビリビリしたような気もするけど、そんなにしないな?でもしいていうなら、そこくらいかな?

先生が戻ってくる。

先生「じゃあ仰向けね」

そして左右また10本ずつくらい打つ。再び電気。

10分後に

先生「はい起きてーどう?」

鷺谷「はい…うん。はい。」

先生「じゃあ大丈夫かな?」

鷺谷「はい」

といって、少し首の後ろのあたりを押してると

先生「そこかな?」

ブスッ

この最後の一発がすごい効いた。

なんとか波とかいうマッサージ

最後にマイクロ波とかなんとかいうマッサージで身体をほくされて、湿布を貼ってもらって、終了。

結局どうなったか

しつこい首のコリはまだある。右手の親指もまだわずかに痺れのようなものがある。

ただ、明らかに症状が緩和されてることはわかる。

なんというか、首が筋張る場所をいろいろ探すような感じ。ああ、こうすると、まだここにあるな、という。

強く押せば、コリはまだあるけど、首の横あたりはだいぶなくなったように思う。

鎖骨の上のやつはまだ結構いるけど、首が良くなったことで、逆にここが気になりだした、という感じ。

これから行く人に

ただ一つ言えるのは、自分の症状がどうか、はっきりと言えるようにしておいたほうがいい。

だから

  1. どこかを痛めて生活に支障がある
  2. 生活に支障はさほどないが慢性的なひどい凝りがある

①のようなタイプはほぼ確実に取りきってしまうんだと思う。ゴッドハンドだから。

②であっても、明確に伝えられれば、もしかしたら、という感じは大いにした。

私のような慢性的なのは、こう動かすと痛い、とか、重い、とか言えたほうがいいんだろう。

身体をいろいろ動かして、どこが気になるかわかんないんで、一回ダンスしてみていいですか?なんて言えないし。

口コミの賛否の正体

もちろん、良くなる人ならない人、両方存在して当然であって、ただ、相対的に効果が出る人が多いから評判なんだろう。

でも効果が出ない人からすれば、「口コミ全然嘘じゃん、これステマじゃね?」となるわけで、また、否定意見のほうが際立つので、先生も少し警戒されているんだと思う。

電話予約のときも、受付の張り紙でも、「決して誰でも100%治るわけではないですよ」、というのは念を置いていた。そりゃそうだ。

『となりのトトロ』だって、『君の名は。』だって、つまらないという人はいるわけで。

「なにこれクソじゃん。こんな映画観て感動してるとか、お前ら洗脳されすぎw」

みたいなコメントがあれば際立つでしょ。

でも相対的に、あの映画を多くの人が楽しんでるわけで、それと同じかなと思う。

また、ここの治療法は、一人に時間をかけてじっくりと、というスタイルではなく、ピンポイントでとにかく治していくというスタイルなので、それが少し冷たく感じる人もいるんだろう。

でもやっぱり、治してもらえることが一番大きい。どれだけ親切懇意でも、効果が出なければ意味がない。

実際、多くの施術院では次回予約を帰り際に迫られるけど、ここは「良くなったら口コミお願いしますねー」くらいで、なにも言われなかった。

ネットでも見ていたけど、その場の雰囲気で次回予約しても、治っちゃうから来ないらしい。

また行くかどうするか

とりあえず、明日以降どうなるかなー。

良くなってったらいいなー。 

少し様子を見て、一人経過観察といこう。

ただなんというか、近所に一つ、そして、県はまたぐけど、行けるところに一つあるというのは、この首のコリを抱えている自分にとって、精神的にはかなり救われている。

sagitani-m.hatenablog.com