鷺谷政明の埼玉県外

人と被らない会話の小ネタ

中田敦彦のYouTube大学は300万人まで伸びる

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中田敦彦さんのYouTubeチャンネル登録者が最速で100万人を突破し話題になっている。

中田敦彦YouTube大学が凄い理由

もし、YouTuberを株のように扱えるなら私はこのチャンネルに投資する。

このチャンネル登録者数は300万人まで伸びる。

なぜそう思うか。理由を挙げていく。

1.長尺

YouTube動画は短いほうが有利と言われがちだが、中田敦彦さんの動画はほぼ15分以上ある。

長尺で視聴時間が長いコンテンツはYouTubeの評価が高くなると言われている。

とはいえ、人気チャンネルは長尺物も多いし、特に勉強系(ためになる系)のものは長くても視聴される傾向はあるので、ここはさほど珍しことではない。

でもほとんどの動画が15分以上の内容で勝負できてるのはすごいと思うし、少しずつユーザーも、長い動画を見る習性がついてきてるとも言える。

最近のTVはほとんどWiFiがついててYouTubeも見れるから。

2.ノーカット

N国党立花孝志さんのYouTubeがノーカットで伸びてきているから、少しずつ今YouTubeにノーカットの流れが来ている

これは凸ものが多いドキュメンタリースタイルだから成立してるんだろうと思いきや、一人喋りにおいてもノーカットノー編集スタイルを貫いて立花孝志さんは結果を出している。

中田敦彦さんのは適度にテロップや効果音を入れて、ノー編集ではないけど、カットはあまりされてない。

最近ホリエモンさんもノーカットでバズ動画を出したので、YouTube=あらゆる無駄を全てカットするジャンプカット、という古い流れではなく、新しい潮流に乗っている、というより、中田敦彦さんもその流れを牽引している一人だ。

3.塾壊し

中田敦彦のYouTube大学は、そこらの塾や本よりわかりやすく、塾の価値を下げかねない強さがある。

はっきりいってこのクオリティは有料レベルといっていい。

知り合いの世界史の先生も焦りを見せるほどだった。

それくらい内容がわかりやすい。

4.他動画を見ると理解が増す

ここが一番の強み。

特に世界史の話は、どの世界の話でも他国の話が必ず出てくるので、他動画を見ておくと、その理解も自動的に深まる。

そして、またその動画を見たくなるし、見たことない他動画ならなおさら見たくなる。それでまた理解が深まる。

結局、世界史は全て繋がっているので、どの解説をしてもリンクしてくるのだ。これがYouTubeだと、かなり強い威力を発揮する。

つまり、チャンネル内を回遊させるのだ。

同じチャンネル内の動画をユーザーが漁るように見る。しかも長い動画を。そうすることでYouTubeの評価が高まり、どんどん上位表示されるようになる。

これは同じ喋り手だからこそ起きうる現象なので、ユーザーを独占できる強みがあるのだ。

5.ネタが尽きない

世界史の解説はいつかどこかでネタは尽きるだろうけど、TVのニュース解説という手法を取れば、ネタは尽きることがない。

つまり、TVを全部フリに使えるのだ。

また、「解説」は世界史に限らず、テクノロジーや文学にまで及び、いくらでもネタはある。

半永久的にアップすることができる。

リアル一人テレビ

初期の動画はカメラマイクでピンマイクもなく、テロップも効果音もなく、画質も悪かった。

最近のものはカメラも高画質になり、音声も整い、テロップや効果音も見ると、確実にプロが入ってることがわかる。

今の動画のクオリティは、セットや他出演者がいないだけで、TVのクオリティと大差はない

おそらくTVの何十分の一の予算で、深夜帯ならTVで流しても遜色ないクオリティのものを中田敦彦さんはやっている。

これは相当すごいこと。

このチャンネルは300万人まで伸びる。

中田敦彦さんが、今後どれくらいの期間、どれくらいの頻度で、どんなネタを投稿していくかによるけど、話半分にしても、150万人までは確実に伸びると思う。

今はまだ連日アップしてるようだけど、この必要性はすでにないように思う。

ここまで来たらクオリティを高めていくことに特化し、今後は週一でも十分伸びるはず。あのクオリティで週一やっていくと本人も視聴者も疲弊してしまう危険性がある。

中田敦彦YouTube大学の弱点

唯一の弱点を上げるとすれば、アーティストにつくようなファンはつきにくい

これは、池上彰さん、林修さんも同様で、例えば池上彰さんTシャツは売れないように、中田敦彦さんTシャツも売れないだろう。役者の仕事が来るようなこともないだろう。

当然、そんなところを中田敦彦さんが目指しているわけではないだろうけど、ただまあ、幸福洗脳というアパレルブランドはやっているけど…。

でも、中田敦彦さんは池上彰さんや林修さんが持ち得ないバイタリティは山ほど持っているので、そこをかけ算していくと、見たこともないタレントの形を作る一翼を担う存在になることは間違いない。

プロの芸人さんなので話のうまさは特別触れない。今後話のプロはさらにYouTubeに入ってくると思う。