野放しにしてはいけない天才・宮本浩次(エレカシ Easy Go)

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エレファントカシマシはユニバーサル移籍後、その凶暴性は洗練され、よりスマートに音楽性を高めていった。

エレカシと普遍性

小林武史にプロデュースを依頼した2002年の作品『LIFE』は、エレファントカシマシ、そして宮本浩次という才能を、小林武史がうまく包み込み、普遍性を持たせたとても聴きやすい内容だった。

もちろん、ファンからすれば2000年の『Good Morning』のような「好き勝手にやりました」という作品ももちろん嫌いではない。

売れるのは感動もの

宮本浩次さんのすごさは、その凶暴性と正反対のガラスのような繊細で美しい音楽性を持ち合わせているところにある。

「結局評価されるのはコメディよりも、感動もの」と、先日、秋元康さんと三谷幸喜さんが話していたが、エンターテイメントの世界では、やはり感動ものが強い。

レミオロメンも『粉雪』で一気に大ヒットしたし、エアロスミスだって全米チャート1位になったのは、映画アルマゲドンの主題歌『I Don't Want To Miss A Thing』だ。

エレカシの感動もの

エレファントカシマシもまた、感動ものは多い。

近年であれば『桜の花、舞い上がる道を』をもっとも突出していたように思う。

他には『俺たちの明日』『ハナウタ』『Destiny」』のような、ミディアムなロックテイストのものが多い。

リード曲はほぼこういった、ロックバラード的なものが多かった。

そんな折、『宮本から君へ』のための新曲を書き下ろした。

それが『Easy Go』。

ここ20年のエレカシの傑作

https://twitter.com/sagitani_m/status/1004398010367787008

この曲はこれまでのキャリアの中で見ても確実にベスト5に入る会心作といえる。

デビュー当時の荒々しさと、洗練されたメロディー。

オンマイク気味の歌声から、歌詞から、とにかくカッコいい。


エレファントカシマシ「Easy Go」Short ver.

天才を野放しにしてはいけない

才能は、不便や制限があるときのほうが真価を発揮するもの。

「ご自由に」と言われるよりも、アレもダメ、コレもダメと言われたほうがいろいろやりたくなってくるのと同じ。

特に宮本浩次さんのような野性的な天才は、好き勝手やらせてはいけない。

エレカシが全国区になった『今宵の月のように』も、ドラマのプロデューサーから依頼されて作った曲である。

※TBSドラマ『月の輝く夜だから』主題歌

次はいつになるかわからないが、またドラマの主題歌を作ることがあれば、『今宵の月のように』『Easy Go』に続く名作が生まれるときかもしれない。